西原の家 プロジェクトが竣工しました。
帽子のような屋根がかかり、グレーに塗られた外壁に木製窓がついています。
3階建て(地下1階・地上2階)3LDK・延床面積65㎡(約20坪)という住宅です。
2019年に建築基準法が改正された建ぺい率緩和と地下の容積率緩和を利用することで、約10坪の小さな敷地に床面積をできるだけ広くとれるように計画しています。
そして、道路の北側から見ると、玄関の見えない家の佇まいができあがりました。できるだけ街の風景の中に溶け込むように…と心掛けています。
玄関は1.3メートルほど道路から上がったところにあり、そこから階段を12段あがると最上階のリビング・ダイニングスペースにたどり着きます。
家族の集まるところから街の道路までの距離が約8m。
東京都内のパブリックとプラベートな空間…その繋がりが、ほどよい距離感にできあがりました。