先日、旗箱の家(用賀の家プロジェクト)の撮影をしました。
お引き渡しをして数年経って訪れると、思いがけない発見や変容に驚きを感じることがあります。
扉を通気ガラリに変更すること、ソファとテーブルを新調すること、屋上テラスにタイルを敷くことなど、まだまだ家づくりの余白がありました。
そして、旗竿敷地の竿地にある玄関までのアプローチの「前庭」には草木が育ち、赤いタイルの外壁とハット型の屋根とあいまって、独特な街の風景をつくりあげてました。
街に新しい道をつくりだしているようでした。
道路と玄関までの間にある前庭を含めて家全体ができあがっている、と改めて感じました。
家主様には、感謝の限りです。
一緒に暮らしている三匹の猫は、一番気持ちの良い大きな窓辺の下にいる陣取っている猫、もう一匹は半地下にある寝室のL字型の窓辺、新入り猫はウォークインクローゼットの中と、、、それぞれの縄張りのような居場所があるとのこと。
住空間には、特徴をもった小さな居場所がいくつかあることで暮らしの幅が広がってくると思っています。
猫の気持ちのように発見的に新しい空間をつくりあげていきたいです。