2022年2月、ウルトラマンの街…祖師ヶ谷大蔵駅の商店街を抜けたところに砧の家(シップス ハウス)が竣工しました。
木造の二階建てです。片流れの屋根を持つ家は、道路から見上げると船のようなイメージが彷彿できます。設計の当初からそのイメージを引き延ばすように持ち続けていました。
二階のLDKには、ひと繋がりのバルコニーがあり、大きな窓から光をふんだんに取り込んでいます。近所の大きな木の景色を取り込み、自然の移ろいを感じながら暮らすことができます。
そして、白に少しブラウン色が入った色が外壁・内壁が施され、やさしい色に包まれた空間となりました。街並みにもやさしさを振る舞っているように思えてくるような淡い色です。
その他にも、ポーチの幅の長い庇、玄関ホールの手洗いスペース、2階へ上がる階段、LDKと繋がりのある洗面スペース、2階の屋根裏のようなロフト空間など…
居心地のよい場所が点在した住空間ができあがったと感じています。